冬に気をつけてほしい「熱クラック」についてのお話

2024.12.29

 

 

あっという間に、2024年も残りわずかです。
今年はみなさんにとって、どんな1年でしたか?

今回のブログテーマは・・・

「冬に気を付けてほしい、メガネレンズの熱クラック」です。
基本的に1年を通して気を付けてほしいことでもあるので
ぜひ頭の隅に置いといていただければ幸いです♡

 

 

 

 

寒い冬❞だからこそ気を付けていただきたいのが
「 熱クラック 」。

 

熱クラック」とは・・・

60℃以上の熱の影響を受けることでレンズの基材が膨張し
レンズ表面を覆っているコーティングに
クラック(ひび)が入る現象を言います。



症状としては、
レンズに細かい線のようなものが入った状態になります。

 

 

 

 

 

Q.なぜ熱の影響を受けることでクラックが入ってしまうのか?

 

それは・・・
「レンズ」と「コーティング」の膨張率の違いが関係しています。

 

 

メガネレンズは、基材の上に何層ものコーティングが施され出来ています。

 

 

 

レンズ基材は熱の影響を受けると膨張するのに対して、
コーティングは膨張の程度が少ないんです。

 

 

そのため、熱により基材が膨張してしまうと、
コーティングがその膨張についていけず
クラックを起こしてしまう・・・ということになります。

熱クラックは、しばらく経ってから症状に気が付くこともあり
「心当たりがない…」なんてこともよくあります。

 

熱クラックが起きると
光が乱反射して非常に危険なので
もしご自身のメガネに似たような症状を見つけたら、
早めにレンズ交換をすることをオススメします('ω')ノ

 

 

では、「冬に気を付けていただきたいこと」についてお話します。

 

 

 

【 ストーブ 】  

 

 

 

冬の必須アイテムであるストーブは要注意です⚠

近くにメガネを置きっぱなしにしていると
気が付かない間に熱の影響を受け
熱クラックの原因となることがッ😱💦

ストーブの近くには
メガネを置かないように気を付けてくださいね!



 

【 焚火 】    


近年では、焚火をする方が減ってきていますが
年越しや初詣などで焚火に当たる機会があるかもしれませんよね。
長時間、近くで焚火に当たっていたりすると
熱クラックになる可能性もあります🔥

 

 

冬の醍醐味といっても過言ではない焚火ですが、
メガネユーザーは注意が必要です(-ω-)/

 

 

 

【 ドライヤー 】    

 

 

意外と見落としがちなのがドライヤー。
普段コンタクトの方も、コンタクトを外したお風呂上がりに
ドライヤーをする時は、メガネという方も多いはず🛁👓

 

 

市販されているドライヤーの平均温度は
なんと・・・100℃~120℃!
十分、熱クラックの原因となり得るんです。

 

 

 

また、熱クラックは高温に加えて
寒暖差も要因の一つに挙げられます。


冬場の寒いお部屋や洗面台で
長い時間ドライヤーの熱を浴びることも
リスクになり得るんです😰

 

 

ドライヤーを使う時は、メガネに近づけすぎず
距離を保って使うようにしてくださいね。。

 

 

 

 

 

 

以上が、メガネユーザーの方が冬に気を付けてほしい
「熱クラック」のお話でした。

大切なメガネと一緒に年越しをするためにも
熱クラックが起こらないように
気を付けてご使用しましょうね(*´ω`*)